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G Suiteの機械学習について

目次

 

 はじめに

最近AIについて色々勉強しているのですが、

「G Suiteの機械学習 がもたらす新しい働き方をご紹介! 」

という感じのセミナーがあったので行ってみました。

 

セミナーの学び

とりあえず先に学びだけ。興味ある人だけ下まで読んで下さい。

  • G Suiteで使われている機械学習はコレ
  • G Suiteは単機能だけでなく、色々使えばつかうほど便利に
  • Google Speech APIって読み上げAPIではないのね

 

G Suiteで使われている機械学習はコレ

機械学習で紹介されたのはこの3サービス。

多分これ以外も色々使っているのだと思うけど話には出てこなかった。

  1. Google Mail
  2. Google スライド
  3. Google Search

それぞれ詳しく見ていきます。

 

1.Google Mailのスパムメールフィルタなど

に使われている。悪意を持った攻撃などは日々進化しているので、10億ユーザーが使っているG Suiteが日々学習し進化しづけているとのこと。

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2.Googleスライドのデザインテンプレートの候補表示

スライドの内容に応じてスライドに合ったデザインテンプレートを複数提示してくれる。この内容を識別するのに機械学習を使っている。これによってデザイン(見せ方)に時間を使わず中身により多くの時間が使えるようになる。

ちなみに写真は自分で選ぶ必要がありますが、Google画像検索やGoogle Driveを検索して比較的手軽に選択することができます。

Google画像検索だと著作権フリーの画像だけがヒットする模様。

Googleスライドをサンプルで作ってみました。

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 使って見た感じ、カッコいいスライドを作れる気がするけど、あまりパターンは多くないっぽいアジェンダページとコンテンツページをサンプルで作って見たけど、同じデザインがサジェストされた。

 

3.Googleフォトと動画の自動検索

利用者は写真や動画をGoogleにアップロードするだけで、各ファイルにキーワードを設定することなく関連するワードで検索できるようになるそう。

例えば、「赤ちゃん」と検索すればGoogleに格納されている写真や動画の中から赤ちゃんに関する写真、動画が検索できる。もちろんユーザーはタグ付けやコメント登録しないで良い。

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G Suiteは単機能だけでなく、色々使えばつかうほど便利に

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G Suiteはメールが便利だからメールだけ使う。というような単品の使い方よりも、メール+ドライブ+カレンダー+ハングアウトといったように複数のサービスを使うことで、相乗効果が得られ、より便利になるという謳い文句。

 

例えば、

  • カレンダーで打ち合わせの予定を入れながら一緒にメール送ることができる(カレンダー+メール)
  • ハングアウトしながら、共有スプレッドシートで共同編集する(ハングアウト+スプレッドシート

といったことができる。

 

うーん。でもOffice365でも似たようなことできますよね。違うとすると、各サービスがシームレスに繋がっているかどうかの違い。
Outlookだとメールと予定表はスムーズに連携できるけどSkype for Businessは完全に別アプリ。会議招集とSkypeは連動しないので使い勝手は高くない。
多少使いにくくても、ITリテラシーが高い人にとっては問題ないレベルではあるけど、ITリテラシーが高くない人にすると、ものすごく生産性が悪くなる
ビデオ会議に繋げるのに手間取って15分オロオロ。なんてことありますよね?これで、参加者の貴重な時間が無駄になる。10人いたら150分分のロスだ。
なので、ITリテラシーが高くないユーザーにとってはG Suiteで固めて上げることで、生産性は上がるのだろうなー。と感じた。

 

シームレスに繋がるという観点の他に、メールやカレンダーに情報を入れることで、検索画面を開いた時点で「その時に必要な情報」をサジェストしてくれる。検索する前に必要な情報を提示してくれるのだ。

例えば、

  • カレンダーにある会社の訪問の予定が入っていた場合、その会社の情報が検索することなくサジェストされる。

そんなイメージだ。

 

まぁ、現時点ではサジェストされるものがどの精度の物かわからないけど、使ううちに学習して精度も上がってくるのだと思う。それが10億ユーザーの学習データを持ったGoogleの強みですね。

 

Google Speech APIって読み上げAPIではないのね

勘違いしてました。APIの名前から「文字」→「音声」を変換してくれるAPIだと思っていましたが、実際は「音声」→「文字」の変換をしてくれるAPIのようです。

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使えそうな用途としては、

  • コールセンターの通話記録を文字起こしして分析に使う
  • 会議の文字起こしをして議事録の作成負荷軽減

とかですかね。

今度使ってみたいと思います。

 

ちなみに、機械学習APIは今回紹介したSpeech以外にも、Machine Learning API、Vision API、Transrate APIなどなどあります。

これらについてもそのうち触れていきたいと思います。

 

まとめ